2024/08/01

経理業務を知る:経営推進部の役割と仕事内容とは?

経営推進部では、企業の財務を健全に保つための重要な役割を担っています。

その中で、経理業務全般の業務を担当しています。経理業務とは、企業の収支を管理し、財務状況を正確に把握するための一連の作業のことを指します。

この業務は、企業の経営を支える基盤であり、経営判断に欠かせない情報を提供する重要な役割を果たしています。

では、実作業ではどんなことをしているのか?ここでは、その一部をご紹介します。

銀行口座の入出金の確認

事業部ごとや用途に応じて複数の銀行口座があります。そのため、各口座の日々のお金の流れを把握し、管理しています。会計ソフト「マネーフォワードクラウド会計」を導入しており、銀行口座と連携されています。この連携により、通帳記帳やインターネットバンキングで確認する必要がなくなり、取引データを取得するだけで仕訳入力がスムーズに行えます。同じ支払先や入金先の場合、前回の仕訳入力が自動で反映されるため、入力作業の効率が向上します。データの取り込みは10時と15時に行い、入出金があったものは当日中に仕訳入力を完了します。

展示場レジ金の確認

本社展示場では、農機の修理代金や購入代金のお支払いでお客様が来訪されます。そのため、領収書に記載された金額とレジに入ったお金が一致しているかの確認作業を行います。確認は11時(お昼前)と17時(終業前)の2回行います。レジ金を金庫へ移し、会計ソフトの現金出納帳へ仕訳入力を行います。また、現金出納帳の残高と金庫の合計金額に差額が生じていないかも確認します。農機の修理や整備、農機具販売の請求書作成には「JOCAR」というクラウドサービスを使用しており、請求書作成、入金管理、在庫管理にも利用しています。

クレジットカード利用の確認

クレジットカードで決済された取引も全て「マネーフォワードクラウド会計」と連携されているため、取り込みされた取引を仕訳入力します。

請求書の照合

毎月初めに取引先から先月分の請求書が届きます。弊社は月末締めの翌月末払いがほとんどです。届いた請求書の金額が正しいかをチェックする照合作業を行います。

資金繰り表入力

資金繰り表とは、各口座の収支をまとめた表で、一定期間のすべての収入と支出を分類・集計し、収支の動きや過不足を把握できる表です。照合を終えた請求書はすべて資金繰り表に入力します。キャッシュフローの管理は非常に重要で会社の資金状況を把握し、適切な資金繰りを行うことで、財務の健全性を維持します。

会計入力(仕訳登録)

会計入力は、総勘定元帳を補う機能として補助元帳への仕訳入力を行います。会計ソフトは「マネーフォワードクラウド会計」を使用しています。例えば、ある会社にどのくらいの売掛金や買掛金があるかを知りたいとき、総勘定元帳だけではすぐには分かりません。しかし、補助元帳である売掛金元帳があれば、得意先ごとに売掛金や買掛金の増減が分かるため、集計の手間が省けます。これにより、主要簿である仕訳帳や総勘定元帳を補完し、企業の経営状況を詳しく把握する役割を果たします。

末日・支払日(仕訳登録)

支払日当日には、予約してあったお支払いが実行されます。マネーフォワードクラウド会計は銀行口座と連携されているため、取引データを取得し、お支払いの仕訳入力を行います。

経理業務の重要ポイント

経理業務を行う上で最も重要なのは「正確さ」と「コンプライアンス」です。

数字を入力することが多いため、出納帳などで数字1つの入力ミスが発生すると、帳簿上の数字と実際の現金が合わないという事態が発生します。この場合、合っていた時点まで遡り、間違い探しを行う必要があり、その時間がロスとなり、人件費のロスにもつながります。そのため、スピーディーに仕事を進めることも大切ですが、何よりも正確に行うことが最も重要です。

このように、日々の経理業務においては、正確さを最優先にしながら、効率的に作業を進めることを心がけています。

また税法や会計基準、会社の内部規定を遵守することが不可欠です。法令違反は会社にとって重大なリスクとなり得るため、常に最新の規制や法令を把握し、それに基づいて業務を行うことが求められます。

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